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WordPressを使った実装について

Tips

最大手CMSであるWordPressを使った実装を検討している場合のチュートリアル

※本ドキュメントの内容は本サービス向けの内容になります。

WordPressとは

WordPressはサイトやブログを簡単につくれるPHPを使ったコンテンツ管理システム(CMS)」のひとつです。

世界で最も知名度と人気が高いCMSで、世界中の60%のサイトはWordPressを構築されていると言われています(日本は特に多い傾向にあります)。

本ページではLP(単ページ)をWordPressの機能を用いて実装する場合における実装パターンを掲載しています。

WordPressでLPを表示する方法

WordPressにはサイト表示機能を含んでいますが、実際にページを表示する方法にはいくつか種類があります。

  1. WordPressテーマとして実装する
  2. Elementor等のページビルドプラグインを使用して実装する
  3. ページテンプレートファイルとして構成する
  4. 静的HTMLとして配置する
  5. 静的HTMLの中に埋め込む

※基本的に「5. 静的HTMLの中に埋め込む」を推奨しています。

また、WordPress以外のCMSを使った実装も可能です。詳しくはこちら

静的HTMLに埋め込む

※数点の推奨プラグイン導入・設定変更が必要です。

WP Rest APIを活用して静的サイトのセクション内にWordPressで入力した内容を表示させる方法です。

主な利用ケースは「LP内の一部で頻繁に更新が必要なパーツがあり、WordPressのUIに使い慣れている場合」になります。

通常のLPの一部にだけWordPressを取り入れるため、WordPress側の既存サイト有無に関わらず表示が可能です。

制作コスト・期間を抑えることができる方法になります。

入力内容は変更可能ですが、デザイン部分の変更には修正依頼が必要となります。

※WordPressにこだわりがない場合、セキュリティ等の観点からWordPress以外のCMSやスプレッドシートの利用を推奨しています。

○メリット

  • 表示速度がWordPressを使うよりも早い(静的サイトとほぼ同速)
  • WordPressを設置しているディレクトリに関わらず自由に実装が可能
  • 部分的に実装できるため低コスト・短納期が可能

○デメリット

  • WordPress側で初期設定が必要
  • デザインをWordPress側で変更できない(内容の修正・変更は可能)

WordPressテーマとして実装する

WordPressのテーマファイルとしてサイト全体を構築し、その中に特定のページを入れ込むパターンです。

主な利用ケースは「WordPressサイトを新規で制作したく、かつ特定のWordPressプラグインを導入したい場合」になります。

既存テーマ使用をしないためテーマの更新やWordPressの更新に関する知識が必要で、制作自体にも最も費用と期間が必要な実装方法です。

○メリット

  • WordPress内だけで完結する
  • WordPressプラグインが使える

○デメリット

  • 制作コスト・管理維持コストが高額
  • サイト表示速度が比較的遅い

Elementor等のページビルドプラグインを使用して実装する

※当該方法は当サービスでご依頼できません。

ElementorDiviのようなページビルドプラグインを使用し、ノーコードで実装するパターンです。

ノーコードツールですが、アニメーションの実装やスクロール等の挙動を制御するために一部コーディングの知識が必要になります。

主な利用ケースは「WordPressサイトを既に運用しており、ノーコードで編集・更新がしたい場合」になります。

また、WordPressテーマは別に用意する必要があり、このテーマによって表示されるスタイルが異なります。もちろんスタイルの変更自体は可能ですが、こちらもコーディングの知識が必要です。

テーマという制限はありますが、コーディングの知識が乏しくともWordPressのコンテンツエディタ内で変更ができる方法です。

○メリット

  • ノーコードで実装が可能
  • WordPressプラグインが使える

○デメリット

  • テーマ独自のスタイルのリセットに関する知識が必要
  • アニメーション等の実装にはコーディング知識が必要
  • ツール独自の制約がある

ページテンプレートファイルとして構成する

WordPressテーマ内に特定のテンプレートファイルを入れることでWordPressページを実装するパターンであり、テーマ作成による実装をシュリンクしたイメージです。

主な利用ケースは「WordPressサイトを既に運用しており、ページ内でWordPressプラグインを導入したい場合」になります。

WordPressテーマを制作するほどではありませんが、中程度の費用と制作期間が必要な実装方法とお考えください。

※特定のプラグインを入れることによりエディタ内での編集も可能になりますが、別途費用がかかります。

○メリット

  • 既存WordPressサイトに特定ファイルを入れるだけで実装可能
  • プラグインを入れることでエディター内から編集も可能
  • WordPressプラグインが使える

○デメリット

  • テーマ独自のスタイルのリセットに関する知識が必要
  • アニメーション等の実装にはコーディング知識が必要
  • ツール独自の制約がある

静的HTMLとして配置する

WordPressのディレクトリ内に静的HTMLファイルを入れることで同一ドメイン内でHTMLファイルを表示させる方法です。

主な利用ケースは「WordPressが設置してあるドメイン内で頻繁な編集が必要ない新規ページを実装したい場合」になります。

WordPress内から編集することはできず、HTMLファイルの編集が必要です。

制作に関しては通常の静的サイト制作と同様になるため、通常の制作費・納期と同等な実装方法とお考えください。

○メリット

  • 表示速度がWordPressを使うよりも早い(静的サイトとほぼ同速)
  • WordPressを設置しているディレクトリ内に実装可能

○デメリット

  • WordPressを使う意味がなく、WordPress側から編集・更新することもできない
  • 編集にはHTML/CSS/JavaScriptの知識が必要